駅近物件の値下がりの日は近い?
5Gで不動産価格が激変?
5Gの到来で、これから生活利便性が急激に変化する可能性があります。
MaaSという言葉を最近耳にしたりしますね。
MaaSと不動産の関係性について私の見解をお話しします。
あくまでも個人的な観点です。
この記事を読むと近い将来において不動産の考え方が少し変わるかもしれません。
●MaaSと不動産
●駅近で無くても良い時代?
MssAとは
マースと呼びます。モビリティー・アズ・ア・サービス(mobility as a service)の略です。
5Gは超高速・超低遅延・多数同時接続を可能にするので一気に世界が変わる可能性があります。
現在の移動手段
現在私達は都心部では、どこかの目的地に行く際に様々な自分で選んだ方法で目的地に到達します。
マイカーを除き、例えば、さいたま市大宮区から渋谷駅から徒歩10分の場所に行くには家→バス→大宮駅→渋谷駅→徒歩→目的地に到着。と、バスに乗り、駅につき乗り換えを行い徒歩で目的地へやっと辿り着く。しかもそれぞれの運賃がかかり支払いも面倒です。
これからの移動手段
MssAは上記のような一連の乗り継ぎ等をスマートフォン一つで瞬時に解決できるようになるそうです。
5Gの普及でスマートフォンのアプリで現在地から最短最適ルートと時間を割り出し、予約や支払いまで携帯ひとつで完結するようになるようです。
バスや電車以外のタクシーやカーシェア、レンタルサイクル、レンタルバイク、将来的には無人運転のミニバス的なものまで全ての交通手段が繋がり、渋滞の解消や利便性の向上が見込まれます。
欧州で先行
国土交通書の資料ではフィンランドの首都ヘルシンキで2016年よりアプリ「whim」がサービス開始されております。
月額製のプランもあるとかで交通までサブスク化していく流れとなるのでしょうか。
他にも世界ではドイツやイギリスで先行して導入が始まっております。
日本では普及する?
日本では、トヨタやJR東日本、小田急もマースの構築をしているそうです。
個人的に興味深いのがトヨタの「e-Palette」です。ミニバスの様な自動運転無人バスをすでに発表しています。
またソフトバンクなどの通信事業者も各交通事業者と共同で開発を行うなどの動きもすでにあります。
当然、国土交通省も普及に力を入れているそうです。
それではMaaSが日本で普及すると不動産とどんな関係があるか予想をしてみます。
MaaSと不動産
利便性の悪い土地
携帯一つで目的地まで最短のルートと手配をしてくれると利便性の悪い安い土地でも、高齢者でも住みやすくなるのではないでしょうか?
例えば駅から遠い立地の戸建て、これまでなら目的地へ行くのに駅までバスやマイカーで送り迎え、もしくはタクシーを呼んで最寄りの駅までそこから乗り継いやっと目的地につく。
私は5Gの普及やMaaSの普及で次のような妄想を膨らませています。
私の妄想。
70歳のおばあちゃんが八王子から娘の新居祝いで荻窪まで行くとします。
おばあちゃんの家は八王子駅から徒歩では30分かかり車も運転できない。でもMaaSの普及で生活が激変した。おばあちゃんは携帯のアプリを起動し娘の自宅を検索、すると携帯画面のグーグルマップにトヨタの「e-Palette」が数台が家の付近にいることがわかった。
ちょうど自宅付近を通るルートになっていたので予約をする。5分後、自宅付近で待っていると「e-Palette」がやってきた。「e-Palette」に乗り込み駅までは楽ちん、すでに八王子駅から荻窪駅の運賃も支払い予約済みで何の苦労もなく荻窪駅まで付いた。
改札を出るとそこには娘の自宅方向に行く予定の「e-Palette」が待っているので乗り込んだ。アプリ1つで楽に娘の家に付いて新居祝いをお祝いしました。
いかがでしょう?こんな未来もそう遠くない気がしませんか?
駅近でなくても良い時代
資産価値は何が基準に?
近い未来、駅近が必ず資産価値が高いと言えない時代が来るかもしれません。
駅から多少距離があっても、家の周辺に大型スーパーや複合商業施設、小中学校や高校などが近くに集まっている場所のほうが「価値がある物件」になる日は近くに来ているのではないでしょうか。
まとめ
駅近の騒がしくごみごみした場所より、静かな環境で暮らしたいひとは多いはずです。しかし現在では静かで環境の良い場所は駅から遠く利便性の悪い場所になる物件が多いと思います。これからの5GとMaaSの普及で安くて良い立地の不動産が増え、より良い生活が出来ることを今日も妄想しております。
おわり