親子リレー返済・親族居住用型
買いたい物件が見つかった!
でも借入金額が届かない。。。
そんなときは親族居住型の住宅ローンを検討してみましょう。
私からはおすすめはできませんが、
家族で話し合い、賛成を得られれば収入合算が可能です。
親子リレー返済の住宅ローンとは
※本内容はフラット35の親子リレー返済、親族居住住宅の内容です。
親族居住用住宅とは、購入する家に実際に親が住まなくても、親と収入合算しローンを借入れることです。
例えで言うと、あなたの年収が300万円で親の年収が300万円としましょう。300+300で年収600万円として住宅ローン審査が可能です。
しかも親は購入する物件に住まなくて良く、住民票も移さなくて良いです。
また、親や祖父母が住む家を購入する場合にも利用できます。
今回は子入居型のお話です。
親子リレー返済の条件
- 親が満70才以上でも下記条件すべてを満たせばOK
- 本人の子、孫、子の配偶者、孫の配偶者
- 子の年齢が70才未満
- 定期的な収入が有る
- 連帯債務者となる方
例えばの例
・あなたが30才、親が65才 OK
・あなたが60才 親が85才 これもOK
・あなたが71才 親が90才 これはNG
こんな組み合わせもOK
・あなたの奥さんが30才 あなたの親が65才
この場合、あなたの奥さんとあなたの父親で合算してローン借入をすると言うことです。
上記のパターンどんな時に使うかと言うと、
あなたが金融ブラックでローンが組めない。。。でも家が欲しい。。。
自分の奥さんの年収300万円と自分の親の年収300万円を合算して
600万円の年収として審査が可能です。
支払い能力は有るけど、ブラックでローンが組めない。。なんて時に使う手です。自分の親が金融ブラックだった場合は、配偶者の親とあなたで収入合算することもできます。フラット35凄すぎます。
親子リレーの注意点
持ち分について
持ち分を親が持った場合は贈与になる可能性があります。
支払いは実際に住むあなたがするパターンになると思います。その場合、持ち分はあなた99%、親1%などにしておけば税務上問題ないでしょう。
実際の支払い
実際の支払いは、あなたがしますのでしっかり返済をすれば親に迷惑はかかりません。
しかし、親は連帯債務者となるので子であるあなたが飛んだ場合は、親に火の粉が降りかかりますのでご利用はきちんと相談してから決めましょう。
親子リレーの団体信用生命保険
親子リレー返済の場合、団体信用生命保険は誰が入るのでしょう?
団体信用生命保険は誰がはいるの?
団体信用生命保険は一定のルールがあります。
フラット35の親子リレーでは、団体信用生命保険は親が入ることができます。
ただし、満80才の誕生月の月末までで、それ以降は子が新たに団体信用生命保険に入ります。
※審査の内容で団体信用生命保険は加入は子とする事が条件で審査承認が出たケースもありますので必ずしも親が入れるとは限りません。(2020年1月)
親が死亡したらローンがチャラ。
当然最初から、子であるあなたが団体信用生命保険に加入する事も出来ますが、親子リレーで親が団体信用生命保険に入り、もし親に万一のことがあり、死亡や一定の高度障害等になったらローンが保険により全額返済されます。
但し、上記に有る、80才の誕生月の末日までに、となります。
まとめ
●本人がローンを組めない場合、配偶者と親で合算可能
●団信は親が入れるが満80才まで
●親は取得住宅に住まなくて可
住宅ローンを諦めてる方、もしかすると親が協力してくれることも有るので相談されてみてはいかがでしょうか。
おわり